余韻嫋嫋
読み方:よいん じょうじょう
意味
音楽・詩歌・文章・舞台などが終わった後にも、その美しさや感動が細く長く残り、尽きないさま。「余韻」は残った響きや印象、「嫋嫋」は細くしなやかに長く続くさまを表す。
由来
中国・北宋の蘇軾(1037~1101)の「前赤壁賦」(1082年ごろ)にある「余音裊裊、不絶如縷(余音嫋嫋として、絶えざること糸のごとし)」を踏まえた表現とされる。原文は「余音」であり、日本では「余韻」として、作品の後に残る情趣・感動をいう四字熟語として定着した。
備考
主に音楽・文学・演劇・美術など、芸術作品の後に残る繊細な感動を褒める際に用いる。日常会話では硬く文語的な表現。「嫋嫋」は「じょうじょう」と読む。
別表記
- 余韻嫋々
- 余韻裊裊
- 余韻裊々
補足
- 「嫋嫋」は「にょうにょう」ではなく「じょうじょう」と読む。
- 原典の語句は「余音裊裊」であり、「余韻嫋嫋」は日本語で定着した表現である。
- 「袅袅」は中国の簡体字を含む表記であり、日本語の標準的な表記としては通常用いない。
例文
- 演奏が終わった後も、会場には余韻嫋嫋たる静けさが漂っていた。
- この短編小説は結末を語り尽くさず、余韻嫋嫋のまま読者を物語の世界に残す。
- 雪の庭を描いた水墨画には、余韻嫋嫋とした趣がある。
分類
類義語
- 余音嫋嫋
- 余韻縹渺
- 余情残心
- 言外之意
対義語
- 余韻皆無
- 興醒め