伯楽相馬
読み方
はくらく そうば
意味
人や物、特に人材の才能・価値を正しく見抜くすぐれた鑑識力、またはその力をもつ人をいう。もとは、名馬の良し悪しを見分ける名人が馬を鑑定する意で、現代では有望な人物を発掘・評価する能力を指して用いることが多い。
由来
「伯楽」は春秋時代の中国で名馬を見分ける達人とされた孫陽の呼び名で、「相馬」は馬の骨格や姿などから優劣を鑑定することをいう。戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに成立した『韓非子』「説林上」などに伯楽の相馬に関する故事が見られ、これが転じて人材を見抜く力のたとえとなった。
分類・構成
備考
現在は主に、人材の才能や将来性を見抜く能力について用いる。「相馬」は人名の「そうま」ではなく、馬を鑑定する意で「そうば」と読む。
誤用・混同注意
- 「はくらくそうま」と読むのは誤りで、正しくは「はくらくそうば」。
- 「相馬」を地名・姓の「相馬」と同じ意味に解するのは誤りで、ここでは馬の良否を鑑定することをいう。
例文
- 社長は、無名だった若手技術者の才能を見抜く伯楽相馬の人として知られている。
- 優秀な新人を採用するには、経歴だけに頼らない伯楽相馬の眼が求められる。
- その編集者は多くの作家を世に送り出し、伯楽相馬の才を発揮した。
類義語
- 知人善任
- 慧眼独具
- 目利き
- 鑑識眼