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人間青山

読み方:じんかん せいざん

意味

「人の世には、どこへ行っても骨を埋めることのできる地がある」という意から、志のある者は故郷や一つの場所に執着せず、広い世界へ出て活躍の場を求めるべきだということ。転じて、どこででも生きていけるという気概を表す。

由来

幕末の僧・月性(げっしょう、1817~1858)の漢詩「将東遊題壁(まさに東遊せんとして壁に題す)」にある「人間到処有青山」に由来する。19世紀半ば(1850年代)に詠まれたとされ、「人の世には至るところに青山、すなわち骨を埋める地がある」の意を四字に縮めたもの。

備考

「人間」は通常の「にんげん」ではなく、「人の世」を表す「じんかん」と読む。「青山」は美しい山ではなく、主に骨を埋める場所・墓地を指す。現在は旅立ちや挑戦を励ます文脈で用いる。

誤用・混同注意

  • 「にんげんせいざん」と読むのは誤りで、四字熟語としては「じんかんせいざん」と読む。
  • 「青山」を単に景色のよい山と解するのは不十分で、ここでは主に骨を埋める場所・墓地の意である。
  • 中国古典そのものの故事成語とされることがあるが、出典は幕末日本の僧・月性による漢詩である。

例文

  • 若者たちは人間青山の気概で故郷を離れ、新天地へ向かった。
  • 彼は人間青山という言葉を胸に、海外で研究者としての道を切り開いた。
  • 転勤をためらう部下に、上司は「人間青山だ。どこにでも活躍の場はある」と励ました。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字