人物月旦
読み方:じんぶつ げったん
意味
人物の性格・才能・品行などを見極めて批評し、評価すること。また、その人物評。単なる悪口ではなく、人の長短や力量を論じて品定めするという意味で用いる。
由来
中国・後漢末(2世紀後半ごろ)、汝南の許劭が郷里の人物を毎月の朔日(ついたち)に批評して品定めした「月旦評」の故事に由来する。『後漢書』許劭伝には、許劭が毎月人物の品題を改めたため、汝南に「月旦評」の風習があったと記される。『後漢書』自体の成立は5世紀である。
備考
「月旦」は本来、毎月一日の意。現在は人の評価・品定めの意味で使われる。やや硬い語であり、他人を順位づけるような文脈では批判的な響きを伴うこともある。
誤用・混同注意
- 読みを「じんぶつげつたん」とするのは誤りで、標準的な読みは「じんぶつげったん」。
- 「月旦」を「月単」と書くのは誤り。
例文
- 彼は人を見る目が鋭く、社内では人物月旦に長けた人として知られている。
- 採用担当者には、経歴だけでなく人柄も見抜く慎重な人物月旦が求められる。
- 酒席で同僚の人物月旦ばかりするのは、あまり気持ちのよいものではない。
分類
類義語
- 人物批評
- 人物評論
- 人物品評
- 月旦評
- 品題