人命関天
読み方:じんめい かんてん
意味
人の命は天にも関わるほど重大で、何よりも大切に扱うべきものだということ。また、人の生命に関わる問題はきわめて重大で、軽々しく扱ってはならないという意味でも用いる。
由来
中国・元代(13世紀末〜14世紀初頭)の劇作家、関漢卿の雑劇「蝴蝶夢」第2折にある「人命関天、非同小可(人命は天に関わるほど重大であり、軽く見てはならない)」に基づく。殺人事件を扱う場面で、人命に関する事柄の重大さを強調した言葉である。
備考
「天」は文字どおりの空ではなく、最高に重大であることを強調する表現。日常会話よりも、医療・防災・安全管理・報道などの改まった文脈で使われやすい。
別表記
- 人命關天
誤用・混同注意
- 「人命天関」などと語順を入れ替えない。
- 「天」は人の運命が天に委ねられているという意味ではなく、人命の重大さを強調する語である。
例文
- 救助活動では、人命関天という原則を最優先にして行動しなければならない。
- 医療に携わる者は、人命関天の責任を担っていることを常に自覚すべきだ。
- 安全基準の見直しは、人命関天の問題であり、費用だけを理由に先送りにはできない。
分類
類義語
- 人命尊重
- 生命至上
- 人命至重
対義語
- 人命軽視
- 生命軽視
- 命を粗末にする