人傑地霊
読み方
じんけつ ちれい
意味
優れた人物(人傑)は、霊気や豊かな気風をもつ土地(地霊)から現れる、という意味。土地の自然・歴史・文化的な魅力と、そこから生まれる傑出した人材を、あわせてたたえる言葉である。
由来
中国・唐代の詩人である王勃(おうぼつ、649~676年)の名文「滕王閣序(とうおうかくじょ)」(675年頃)にある「人傑地霊、徐孺下陳蕃之榻」という句に由来する。優れた人物が出る土地には霊妙な力がある、という思想を表した語で、日本でも漢文由来の四字熟語として用いられる。
備考
主に文章語・漢文調の格式ある表現で、地域や郷土の歴史・文化、人材を称賛する際に用いる。「地霊人傑」と語順を替えた形もある。土地が人物を決定するという意味に限定せず、比喩的な賛辞として使われる。
例文
- この地方は人傑地霊の地として知られ、古くから多くの文化人を輩出してきた。
- 郷土史の講演で講師は、この町の豊かな歴史を人傑地霊という言葉で表現した。
- 彼は故郷を人傑地霊の土地だとたたえ、その風土が多彩な人材を育んできたと語った。
類義語
- 地霊人傑
- 英才輩出