人中白眉
読み方:じんちゅうのはくび
意味
多くの人の中で、とりわけ優れている人物・物事のこと。「人中」は人々の間、「白眉」は最も目立って優れたものを表す。通常、「その分野の人中の白眉」のように用いる。
由来
中国・三国時代(3世紀)の蜀の人物、馬良に由来する。『三国志』蜀書・馬良伝によると、馬良は五人兄弟の中でも特に才能があり、眉に白い毛があったため、郷里では「馬氏五常、白眉最良(馬氏の五兄弟では、白い眉の馬良が最も優れる)」と評された。この「白眉」が、最も優れた人物を指す語となり、「人中白眉」として定着した。
備考
「人中」は顔の鼻と上唇の間を指す語ではなく、「人々の中」の意。「人中の白眉」と助詞を入れていうことも多い。人だけでなく、作品・製品・企画など、優れた物事にも用いる。
誤用・混同注意
- 「人中白目」は誤り(正しくは「人中白眉」)。
- 「人中」を顔の鼻と上唇の間の意味だと誤解しない。ここでは「人々の中」の意味。
例文
- 彼女の論文は、今年の応募作の中でも人中白眉といえる完成度だった。
- この職人は技術だけでなく人格も優れ、地域の人中白眉として尊敬されている。
- 数ある新製品のうち、この機種は性能と使いやすさを兼ね備えた人中白眉だ。
分類
類義語
- 出類抜萃
- 当代随一
- 抜群
- 群を抜く
対義語
- 平々凡々
- 凡庸
- 有象無象