五十知命
読み方
ごじゅう ちめい
意味
五十歳になると、天から与えられた自分の使命・運命・人としての道理を理解するようになるという意味。孔子が自らの人生を振り返って述べた言葉に基づき、五十歳の異称としても用いる。
由来
中国古典「論語」為政篇にある孔子の言葉「五十而知天命(五十にして天命を知る)」に由来する。孔子(紀元前551~前479年)が、自身の学問と人格形成の歩みを年齢ごとに振り返った一節であり、「五十知命」はその内容を四字に縮めた表現である。
分類・構成
備考
「天命」は単なる占いや宿命ではなく、天から与えられた道理・使命という儒教的な考え方を指す。現代では主に五十歳を表す雅語、または人生の節目を語る表現として使われる。
誤用・混同注意
- 「天命」を単に『変えられない運命』だけの意味と捉えるのは不十分であり、儒教では人として果たすべき使命・道理の意味を含む。
- 原典の表現は「五十而知天命」であり、「五十知命」はそれを四字に要約した形である。
例文
- 父は五十知命の年を迎え、これからは地域のために働きたいと語った。
- 五十知命というが、五十歳になって初めて自分の進むべき道を考え直した。
- 孔子は五十知命と述べ、人が年齢と経験を重ねて天命を悟る過程を示した。
類義語
- 知天命
- 五十而知天命
対義語
- 年少無知
- 蒙昧無知