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二種深信

読み方:にしゅ じんしん

意味

浄土教、とくに善導・親鸞の教えで説かれる二つの深い信心。一つは、自分が煩悩を抱えた罪悪深重の凡夫であり、自力では迷いを離れられないと深く信じる「機の深信」。もう一つは、阿弥陀仏の本願はそのような者を必ず救うと深く信じる「法の深信」をいう。

由来

中国・唐代の浄土教僧である善導(613〜681)が、7世紀に著したとされる「観無量寿経疏」(とくに「散善義」)で示した教説に基づく。善導は、自己を罪悪生死の凡夫と信じること、および阿弥陀仏の四十八願による救済を信じることを「二種の深信」と説いた。日本では親鸞が『教行信証』などで重視し、浄土真宗の重要な教義となった。

備考

一般的な日常語ではなく、浄土宗・浄土真宗などで用いられる仏教の専門用語である。「機」は救いの対象である衆生、「法」は阿弥陀仏の本願・救済の法を指す。

補足

  • 「二種深心」と混同しないよう注意する。「深心」は『観無量寿経』で説かれる三心の一つであり、通常は別の語として扱われる。
  • 「二種」は二つの信心そのものを指し、単に二種類の宗教を深く信じるという意味ではない。

例文

  • 浄土真宗では、機の深信と法の深信から成る二種深信が、信心を理解する重要な枠組みとされる。
  • 二種深信は、自らの不完全さを知ることと、阿弥陀仏の本願を疑いなく受け取ることを併せて説く教えである。
  • 講義では、『観無量寿経疏』に示された二種深信と、親鸞によるその受容について学んだ。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字