争名奪利
読み方
そうめい だつり意味
名声や名誉を得ようとして人と争い、利益や財産を奪い取ろうとすること。功名や私利を第一にして、他者と競争・対立するさまをいう。一般に、名誉欲や利欲が強すぎることを批判的に表す。由来
中国・明代の小説家、呉承恩の『西遊記』第1回にある「争名奪利幾時休(名を争い利を奪うのは、いつになればやむのか)」に基づくとされる。『西遊記』は16世紀後半、概ね1590年代に刊行されたとされるが、正確な成立・刊行年には諸説ある。備考
日常会話よりも、文章語・評論・文学的な文脈で用いられる。名誉や利益を求める行為を批判的、または達観した調子で表すことが多い。例文
- 彼は争名奪利の世界に疲れ、地方で静かな生活を始めた。
- 争名奪利に明け暮れるのではなく、仕事そのものの価値を大切にしたい。
- その物語は、宮廷で争名奪利を繰り返す人々の姿を描いている。
類義語
対義語
- 無欲恬淡
- 知足安分
- 淡泊明志