争先恐後
読み方
そうせん きょうご
意味
人より先になろうとして、後れを取ることを恐れること。多くの人が我先にと競い合い、われがちに行動するさまをいう。商品を買い求める場面や、競争の激しい応募・出世争いなどに用いる。
由来
中国の歴史書・古典である『春秋左氏伝』襄公二十七年(春秋時代、紀元前546年ごろ)の「晋人争先、楚人恐後」という記述に由来するとされる。晋の人々が先になろうと争い、楚の人々が後れを恐れたことから、「先を争い、後れを恐れる」の意になった。
分類・構成
備考
競争や混雑の激しさを表す、やや硬い書き言葉。積極性を表す場合もあるが、秩序を欠いて我先に行動するという批判的な響きを伴うことがある。
誤用・混同注意
- 「争先恐后」は中国の簡体字表記であり、日本語では通常「争先恐後」と書く。
- 「そうせんきょうこう」とは読まない。正しくは「そうせんきょうご」。
例文
- 限定品を買い求める客は、開店と同時に争先恐後して売り場へ向かった。
- 採用枠の少ない公募には、各社が争先恐後に企画書を提出した。
- 出口に人が集中して争先恐後の混雑となり、係員が順番に進むよう呼びかけた。
類義語
- 我先に
- 先を争う
- 競争激烈