不進則退
読み方:ふしん そくたい
意味
進歩しようと努力を続けなければ、現状を保っているつもりでも実際には後退してしまう、という意味。学問・技能・仕事・組織の成長などについて、絶えず努力や改善を重ねる必要があることをいう。
由来
中国・南宋時代(12~13世紀)の朱熹の言行を弟子たちが記録し、1270年頃に編纂されたとされる『朱子語類』に見える語とされる。「進まなければ、すなわち退く」という教えで、学問や修養は努力を止めれば後退するという考えを表す。
備考
主に学問・仕事・技能の向上を促す文脈で使う。単なる「後退」ではなく、努力を止めれば相対的に取り残されるという戒めのニュアンスがある。
誤用・混同注意
- 「不進即退」と書くのは誤り。正しくは「不進則退」。
- 「ふしんそくじょ」と読むのは誤り。標準的な読みは「ふしんそくたい」。
例文
- 技術革新の速い業界では不進則退であり、社員は継続して新しい知識を学ばなければならない。
- 語学は不進則退だと思い、毎日少しでも単語や会話を練習している。
- 市場の変化に対応しない企業は、不進則退の原則によって競争力を失いかねない。
分類
類義語
- 逆水行舟
- 現状維持は後退
- 日々精進
対義語
- 日進月歩
- 前進発展
- 向上進歩