不期而会
読み方:ふき じかい
意味
あらかじめ会う日時や場所を約束していなかった人どうしが、思いがけず偶然に会うこと。また、そのような出会い。
由来
中国の古典『春秋穀梁伝』の隠公八年にある「不期而会曰遇(期せずして会うを遇という)」に基づく。「期」は約束・予定すること、「而」は接続語、「会」は会うことを表す。『春秋穀梁伝』は春秋時代の記事を注釈した書で、本文の成立は戦国時代から前漢初期頃とされるが、詳細な成立時期には諸説ある。
備考
主に文章語・硬い表現として用いる。「不期而遇」も偶然に出会う意でよく使われるが、「不期而会」は会合・対面の意味合いを帯びることがある。
補足
- 「不期而遇」と混同されることがある。両者は近い意味をもつ別の四字熟語である。
- 「不期而合」は別の語で、偶然に意見・考えが一致することをいう。
例文
- 出張先の駅で大学時代の恩師と不期而会し、近況を語り合った。
- 展示会での不期而会をきっかけに、両社は共同研究を始めた。
- 旅先で不期而会した旧友との再会は、忘れがたい思い出になった。
分類
類義語
- 不期而遇
- 偶然の出会い
- 邂逅
対義語
- あらかじめ約束して会うこと
- 予定された会合