不時之需
読み方
ふじのじゅ
意味
前もって予想していなかった、急に必要となる物や費用のこと。特に、病気・故障・災害などによって生じる臨時の出費をいう。「不時」は予期しない時、「需」は必要・需要を表す。
由来
中国の正史『宋書(そうじょ)』に見える「不時之需」に基づくとされる。『宋書』は南朝斉の沈約(しんやく)らによって5世紀末、概ね492~493年ごろに編纂された史書である。「不時」は定まらない時・予期しない時、「之」は「の」、「需」は必要なものの意。
備考
現代日本語では「不時の需」と書くことも多い。「之」は漢文で「の」を表す。主に「不時之需に備える」の形で用いられ、日常会話よりも文章語・やや硬い表現である。
例文
- 毎月の収入の一部を、不時之需に備えるための貯蓄に回している。
- 車の故障による不時之需に備え、家計には予備費を設けている。
- 企業は災害時の不時之需にも対応できるよう、一定の運転資金を確保すべきだ。
類義語
- 臨時出費
- 不慮の出費
- 予定外の支出
- 不測の支出