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不定愁訴

読み方:ふてい しゅうそ

意味

頭痛・めまい・倦怠感・不眠・動悸など、本人にはつらい自覚症状が複数あるにもかかわらず、診察や検査では特定の病気・器質的異常との対応がすぐに明確にならない状態、またはその訴えをいう医学用語。症状が軽い、あるいは原因が存在しないという意味ではない。

由来

近代以降の日本の医学・臨床用語として定着した語で、「不定」は一定しないこと、「愁訴」は患者が苦痛として訴える症状を表す。西洋医学の導入後、原因や病名を直ちに特定しにくい多様な症状を総称するために用いられるようになったと考えられる。正確な初出年・提唱者は未詳だが、特に昭和期以後の医療現場で広く使われてきた。

備考

主に医療・保健分野で使う語。原因不明や仮病を断定する言葉ではなく、症状の背景には身体疾患、睡眠不足、ストレス、ホルモン変化など多様な要因がありうる。

補足

  • 「原因がない訴え」や「仮病」と同義ではない。検査で病名を直ちに特定しにくい自覚症状・訴えを指す。
  • 「ふじょうしゅうそ」ではなく、読みは「ふていしゅうそ」。

例文

  • 更年期には、頭痛や不眠などの不定愁訴を訴える人もいる。
  • 検査で明らかな異常が見つからなくても、不定愁訴を丁寧に聞き取ることが大切だ。
  • 医師は不定愁訴の背景に、生活習慣や心理的な負担がないかも確認した。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字