不世之才
読み方
ふせい の さい
意味
世の中に並ぶ者がいないほど、非常に優れた才能のこと。また、そのような卓越した才能を持つ人物を指すこともある。「不世」は世にまれであること、「之」は「の」、「才」は才能を意味する。
由来
中国の古典で用いられた漢文表現に由来する。「不世」は「世に並ぶものがないほどまれである」、「之」は連体修飾を表す助字の「の」、「才」は才能・人物の資質を表す。特定の一書に限って成立した語というより、古典中国語の語法による表現として定着したものとされ、正確な初出年代は特定しにくい。日本では漢文・漢籍の受容を通じて用いられ、「不世の才」とも書く。
備考
やや硬い文語的・漢語的な表現で、人物や才能を最大級に称賛する際に使う。「不世出の才」「不世の才」とする表記も一般的。日常会話より、評論・伝記・表彰文などに向く。
例文
- 彼は若くして革新的な理論を打ち立て、不世之才として学界から注目を集めた。
- 乱世を救うには、単に経験豊かな人ではなく、不世之才を備えた指導者が必要だろう。
- その画家の色彩感覚は不世之才と評され、後世の芸術家にも大きな影響を与えた。
類義語
- 不世出の才
- 希代の才
- 稀有の才
- 抜群の才
対義語
- 凡才
- 凡庸の才
- 平凡な才能