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下筆成章

読み方

かひつせいしょう

意味

文章を書き始めると、たちどころに立派な文章を完成させること。転じて、文章を作る才能が非常に豊かで、速やかに文を書くことができることをいう。「下筆」は筆を紙に下ろして書き始めること、「成章」はまとまった文章になること。

由来

中国の『三国志』魏書・陳思王植伝に見える故事に基づく。後漢末から三国時代(3世紀)の詩人・曹植が、父の曹操から文章を他人に作らせたのではないかと疑われた際、「言出為論、下筆成章(言葉に出せば論となり、筆を下ろせば文章となる)」と答えたという。この故事から、優れた即興の文才を表す語となった。

備考

主に文章作成の速さと才能をほめる語。日常会話より、人物評・書評・文章語で用いられる。単に速筆であるだけでなく、内容の整った文章をすぐに書けるという含みがある。

例文

  • 彼女は取材メモを受け取ると下筆成章で、短時間のうちに読み応えのある記事を書き上げた。
  • 下筆成章の才能を持つ作家でも、作品の構成を練る時間まで不要になるわけではない。
  • 曹植は下筆成章の才を備えた人物として、古くから語り継がれている。

類義語

対義語

  • 遅筆
  • 呻吟推敲
  • 筆が進まない

この四字熟語に使われている漢字