下意上達
読み方:かい じょうたつ
意味
下位の者・部下・現場にいる者の意思、意見、事情などが、上位の者・上層部にまで伝わること。組織において、上からの命令だけでなく、下からの意見も吸い上げられる状態をいう。
由来
「下意」は下位の者の考えや意見、「上達」は上位の者まで届くことを表す。中国古典の特定の典拠をもつ故事成語としては定説がなく、日本で対義的な「上意下達」と対にして定着した漢語的な四字熟語と考えられる。成立時期は未詳。
備考
主に企業、行政、団体などの組織運営における意思疎通について用いる。日常的な個人間の会話にはあまり用いず、「上意下達」と対比して双方向のコミュニケーションを述べる場合が多い。
補足
- 「上意下達」と取り違えると、意思伝達の方向が正反対になる。
- 「上達」を「技能が進歩する」という意味に解しない。ここでは「上位者に届く」という意味である。
- 「下意」は「かい」と読み、「げい」とは読まない。
例文
- 経営陣は下意上達を促すため、匿名で提案できる制度を導入した。
- 現場の危険情報が速やかに下意上達される組織でなければならない。
- 上意下達だけでなく、下意上達の仕組みを整えることが重要だ。
分類
類義語
- 下情上達
- 意見具申