上意下達
読み方:じょうい かたつ
意味
上位にいる者の考え・意向・命令などが、下位の者へ伝えられること。特に組織において、経営者や上司の方針を部下へ一方向に徹底するような意思伝達のあり方をいう。
由来
中国古典『管子』の「明法解」に見える「上意下達、下情上通」に基づく語とされる。上の者の意向が下へ届き、下の者の事情が上へ通じることを、政治が円滑に行われる条件として述べたもの。『管子』は春秋時代の管仲に仮託され、戦国時代から前漢期(おおむね紀元前4世紀〜紀元前1世紀)にかけて編纂された書物である。
備考
企業・行政・軍隊などの組織運営について用いることが多い語。現在では、現場の意見をくみ上げない一方通行の管理を批判的に表す場合もある。対になる考え方は「下意上達」。
例文
- 新しい安全方針は、上意下達だけで終わらせず、現場からの質問を受け付ける必要がある。
- 上意下達の組織では決定が速い反面、現場の実情が経営層に届きにくいことがある。
- 社長の方針を上意下達で各支店に伝えるだけでは、社員の納得を得られない。
分類
類義語
- 上命下達
- トップダウン