三顧茅廬
読み方
さんこ ぼうろ
意味
優れた人物を招き迎えるために、こちらから何度もその人を訪ねて、誠意を尽くして協力や出仕を求めること。特に、君主や目上の立場の者が、才能ある人物を厚遇して登用しようとする場合にいう。
由来
中国・三国時代、蜀の劉備が軍師として諸葛亮を迎えるため、諸葛亮の質素な住まい(茅葺きの庵)を三度訪ねたという故事に基づく。出来事は建安12年(207年)頃とされる。諸葛亮の「出師表」や『三国志』蜀書・諸葛亮伝に関連する記述があり、後に「三顧の礼」とも呼ばれるようになった。
分類・構成
備考
「茅廬」は茅葺きの粗末な家・草庵のこと。単に三回訪問する意味ではなく、優れた人材を敬い、熱心に招くという敬意と誠意を含む。関連表現に「三顧の礼」がある。
誤用・混同注意
- 「三顧の礼」と混同して「三顧の茅廬」とする表現は一般的ではない。標準的な形は「三顧茅廬」または「三顧の礼」。
例文
- 社長は新規事業を任せる人材を求め、三顧茅廬の思いでその研究者を訪ねた。
- 市長は地域づくりの専門家に三顧茅廬を尽くし、顧問への就任を依頼した。
- 彼をチームに迎えるまでには、三顧茅廬ともいえる長い交渉が必要だった。