三旬九食
読み方:さんじゅん きゅうしょく
意味
一か月(三旬)にわずか九回しか食事をしないこと。食べる物にも事欠くほど生活が貧しく、困窮が極めて甚だしい状態をいう。
由来
中国・唐代(8~9世紀初め)の文人、韓愈(かんゆ)の散文「送窮文」にある「三旬九食、十年不製衣」に基づく。三旬は三十日、九食は九回の食事を指し、一か月に九度しか食べられず、十年間も衣服を新調できないほどの貧困を表した語である。
備考
現代の日常会話ではほとんど用いられない、文語的で難度の高い語。実際の食事回数を厳密に数えるよりも、極端な貧困を誇張して表す。
補足
- 「三旬」を「さんしゅん」と読まない。正しくは「さんじゅん」。
- 「三食九旬」と語順を取り違えない。
- 「三旬」は三つの季節ではなく、十日を一旬として数えた三十日をいう。
例文
- 彼は若い頃、三旬九食ともいうべき貧しい暮らしを経験した。
- 不作が続いた村では、三旬九食の窮状に追い込まれる家もあった。
- 三旬九食の生活から身を起こした祖父は、食べ物を粗末にしなかった。
分類
類義語
- 貧困窮乏
- 衣食不足
- 一寒一飢
対義語
- 暖衣飽食
- 衣食豊足