三々九度
読み方:さんさん くど
意味
婚礼、とくに神前結婚式で、新郎新婦が酒を酌み交わして夫婦となることを誓う儀式。一般には大小三つの盃を用い、それぞれの盃で三口ずつ酒をいただくため、「三×三で九度」と呼ばれる。両人だけでなく、両家の結び付きや末永い幸福を願う意味も込められる。
由来
室町時代(14~16世紀)頃の武家婚礼で行われた「三献の儀」が原型とされる。酒を三度献じる儀礼が婚礼の作法として発達し、江戸時代に形式が整えられて庶民にも広まった。現在よく知られる形は、近代以降に神前結婚式の儀式として定着したものである。
備考
読みは「さんさんくど」であり、「さんさんきゅうど」とは読まない。伝統的な婚礼儀礼だが、用いる盃の数や口をつける回数などの細部は、神社・式場の作法によって異なる。
別表記
- 三三九度
補足
- 「さんさんきゅうど」と読むのは誤りで、正しくは「さんさんくど」。
- 新郎新婦が一度だけ酒を飲む儀式と理解されることがあるが、一般には三つの盃で三口ずついただく作法をいう。
例文
- 神前式では、雅楽が流れる中で新郎新婦が三々九度を行った。
- 二人は三々九度の盃を交わし、夫婦として歩むことを誓った。
- 神社によって三々九度の作法や盃をいただく順序には多少の違いがある。
分類
類義語
- 三献の儀
- 夫婦固めの盃
- 盃事