万夫不当
読み方
ばんぷ ふとう
意味
一人の力や勇気がきわめて優れ、大勢を相手にしても到底かなわないほど強いこと。また、そのような人物をいう語です。もとは「一人で万夫に当たっても敵なし」という意味で、比類ない武勇や圧倒的な力量をたたえて表します。
由来
漢語の「万夫(一万人の男、転じて大勢の人)」と「不当(相手として対抗できない)」から成る語です。「一人で大勢を相手にしても敵がない」という意から、並外れた武勇や力量、またその持ち主を表し、「万夫不当の勇」ともいいます。正史『三国志』魏志・典韋伝を直接の典拠とすることはできません。
備考
文章語・文語的な響きが強く、特に武将や英雄の武勇をほめるときに使われます。「万夫不当の勇」の形がよく見られ、現代では比喩的に圧倒的実力にも使われます。
例文
- その武将は万夫不当の勇で敵軍を震え上がらせた。
- 典韋は万夫不当の豪傑として後世に語り継がれている。
- 彼の突破力は万夫不当で、相手守備陣は最後まで止められなかった。
- 危機の場面で彼女は万夫不当の気迫を見せ、周囲を奮い立たせた。
- 歴史小説の主人公は、万夫不当の人物として描かれている。
類義語
対義語
- 柔弱無能
- 無力無能