鳥は食のために死に、人は財のために死す
読み方:とり は しょく の ため に しに、ひと は ざい の ため に しす
意味
鳥が餌に引かれて罠にかかり命を落とすように、人も財産や利益への欲に目がくらむと、危険なことや不正なことに手を出し、身を滅ぼしかねないという戒め。利益を求める心が過度になることの恐ろしさをいう。
由来
中国の民間に伝わることわざ「鳥為食亡、人為財死(鳥は食のために亡び、人は財のために死す)」に由来するとされる。中国でいつ成立したかは明確ではないが、日本には漢文・漢籍の受容を通じて伝わり、ことわざとして定着した時期も特定されていない。
備考
「食」はここでは主に「しょく」と読む。財欲に対する強い戒めであり、通常は他人や自分の強欲な行動を批判・反省する文脈で用いる。現代では「死す」がやや文語的で硬い表現である。
例文
- 危ない投資話に全財産をつぎ込むなんて、鳥は食のために死に、人は財のために死すということを忘れてはいけない。
- 賄賂を受け取って地位も信用も失った彼を見ると、鳥は食のために死に、人は財のために死すという言葉を思う。
- 目先の利益だけを追えば大きな損失を招く。鳥は食のために死に、人は財のために死す、だ。
分類
類義語
- 鳥は食を求めて死し、人は財を求めて死す
- 欲の深い者は身を滅ぼす
- 利に迷えば身を失う