類を絶つ
読み方:るい を たつ
意味
同じ種類のものがほかに見当たらないほど、ある事柄が際立っていること。並ぶものがないほど優れている場合に多く使うが、被害や厳しさなどが並外れて大きい場合にも用いる。
由来
「類」は同じ種類・同類のもの、「絶つ」は断ち切ることを表す。つまり、比較できる同類がないほど抜きん出ている、という意味から生じた表現である。特定の古典作品を出典とすることわざではなく、成立した時代・年は明確ではない。
備考
文章語・改まった表現として用いられる。「類を絶する」「類いを絶する」ともいう。優秀さだけでなく、厳しさ・規模・被害などが並外れている場合にも使える。
別表記
- 類を絶する
- 類いを絶つ
- 類いを絶する
補足
- 「類を断つ」と書くのは一般的ではない。慣用的には「類を絶つ」または「類を絶する」とする。
- 必ずしも良い意味だけではない。災害の被害や暑さなど、程度が並外れて大きいことにも用いる。
例文
- その職人の技は、細部までの精巧さが類を絶つ。
- 今回の豪雨は、近年の災害と比べても類を絶つ規模だった。
- 彼女の記憶力は、同世代の選手の中でも類を絶っている。
分類
類義語
- 比類ない
- 比類を見ない
- 並ぶものがない
- 群を抜く
- 冠絶する
- 空前絶後
対義語
- ありふれている
- 平凡である
- 凡庸である
- 並みである
対比・対照ことわざ
- 比類なき
- 群を抜く