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霜を履みて堅氷至る

読み方:しも を ふみて けんぴょう いたる

意味

霜が降りる時期になれば、やがて厳しい寒さが来て氷が堅く張る、という意味。小さな変化や悪い兆候を見逃さず、その先に起こりうる大きな事態を早く察して備えるべきだという教え。

由来

中国の古典『易経(周易)』の「坤為地」初六にある「履霜、堅氷至(霜を履みて、堅氷至る)」に由来する。『易経』は春秋時代から戦国時代(紀元前8~3世紀頃)にかけて成立したとされる。霜という陰の気の始まりから、やがて堅い氷に至ることを、物事が次第に進行するたとえとした。日本でいつことわざとして定着したかは明確ではない。

備考

「堅氷」は「けんぴょう」と読む。主に、悪化や危機の前兆を早く見抜く文脈で用いる。単に季節の移り変わりを述べる表現ではなく、先を見越した警戒・備えを促す教訓である。

例文

  • 取引先の支払い遅延は小さな兆候に見えても、霜を履みて堅氷至るというから、早めに資金計画を見直そう。
  • 職場で軽い不満が広がっている。霜を履みて堅氷至ると考え、深刻な対立になる前に話し合いの場を設けた。
  • 子どもの生活リズムの乱れを放置しないことが大切だ。霜を履みて堅氷至るというように、小さな習慣が後に大きな影響を及ぼす。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字