阿呆の鼻毛で蜻蛉を繋ぐ
読み方:あほう の はなげ で とんぼ を つなぐ
意味
愚かな者が、切れやすい鼻毛を糸にして、飛び回る蜻蛉をつなぎ留めようとするように、能力や手段が到底足りないのに無理なことを企てるたとえ。また、その計画ややり方が非常に危うく、実現しそうにないことをいう。
由来
江戸時代に成立・流布した上方いろはかるたの「あ」の札として知られることわざである。阿呆が細く切れやすい鼻毛で、自由に飛ぶ蜻蛉をつなごうとするという滑稽で不可能に近い情景から生まれた。個別の初出年や作者は不明である。
備考
主に、力量に見合わない無謀な企てをからかう場面で用いる。現在は日常会話での使用頻度は高くなく、上方いろはかるたに関する知識として触れられることも多い。
別表記
- 阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
- 阿呆の鼻毛でとんぼを繋ぐ
- 阿呆の鼻毛でとんぼをつなぐ
例文
- 十分な資金も人手もないのに全国展開するなんて、阿呆の鼻毛で蜻蛉を繋ぐような話だ。
- 彼の計画は理想ばかりで具体策がなく、まさに阿呆の鼻毛で蜻蛉を繋ぐというほかない。
- 準備をせずに難関試験に合格しようとするのは、阿呆の鼻毛で蜻蛉を繋ぐようなものだ。