鍋蓋にも耳
読み方
なべぶた にも みみ
意味
一見すると取るに足りない物や人にも、それぞれ役に立つところや必要とされる理由がある、というたとえ。鍋の蓋に付いた「耳」(つまみ・取っ手)も、熱い蓋を持ち上げるために必要であることからいう。
由来
成立した正確な年代や初出資料は不明です。鍋蓋にある「耳」が、熱い蓋をつかんで持ち上げるためのつまみとして役立つという、日常生活の観察から生まれた日本のことわざとされます。
分類・由来
備考
「耳」は人や動物の耳ではなく、鍋蓋のつまみ・取っ手を指す。現在は日常会話で頻出する表現ではなく、やや古風なことわざとして用いられる。
例文
- 小さな部署でも、細かな確認をしてくれる人は欠かせない。鍋蓋にも耳ということだ。
- 古い道具だからと捨てる前に考えよう。鍋蓋にも耳で、何か使い道があるかもしれない。
- 目立たない仕事を軽視してはいけない。鍋蓋にも耳というように、どの役割にも意味がある。
類義語
対義語
- 無用の長物
- 役立たず