蟻も軍勢
読み方
あり も ぐんぜい
意味
小さく弱そうな蟻でも、数多く集まれば軍勢のような大きな力になるという意味。転じて、一人ひとりの力は小さくても、多くの人が団結して行動すれば大きな成果や影響力を生み出せることのたとえ。
由来
江戸時代前期(17世紀)の俳諧書『毛吹草(けふきぐさ)』などに、「蟻も軍勢、鶴も千羽」という形で見られるとされる。蟻が大量に集まって行動する様子を軍勢になぞらえ、数が集まることの力を表した表現である。個別の作者や正確な成立年は明らかではない。
分類・由来
備考
「蟻も軍勢、鶴も千羽」と続けていうこともある。現代の日常会話では頻出ではないが、団結や人数の力を強調する文章・スピーチで使われる。
例文
- 小さな部署でも、全員が同じ目標に向かって動けば、蟻も軍勢というように大きな成果を出せる。
- 一人ひとりの寄付は少額だったが、参加者が増えるにつれて、蟻も軍勢の大きな支援になった。
- 地域の意見を軽んじてはいけない。住民が団結すれば、蟻も軍勢で行政を動かす力になる。
類義語
- 塵も積もれば山となる
- 三人寄れば文殊の知恵
- 数は力なり
対義語
- 烏合の衆
- 船頭多くして船山に上る