釜の蓋より口の蓋
読み方
かま の ふた より くち の ふた
意味
釜の蓋をきちんと閉めることよりも、人の口を慎み、余計なことや秘密をむやみに話さないことのほうが大切だという意味。不用意な発言は争い、失敗、信用の失墜などの災いを招くため、言葉には注意すべきだという戒め。
由来
日本で生まれた口伝のことわざと考えられる。初出文献や正確な成立時期は明らかではない。日常的な炊事道具である釜の蓋と、人の「口」に蓋をするという比喩を対比させ、軽率な発言を戒めた表現である。
分類・由来
備考
主に、秘密や悪口、感情的な発言を控えるよう忠告する際に用いる。相手の発言を一方的に抑え込む言い方になることもあるため、現代では使う場面や口調に配慮が必要。
例文
- 取引先の内部事情を軽々しく話してはいけない。釜の蓋より口の蓋だよ。
- 腹が立っても、すぐに言い返すのはやめよう。釜の蓋より口の蓋というからね。
- 秘密を預かる立場なのだから、釜の蓋より口の蓋を心がけてください。