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金時の火事見舞い

読み方:きんとき の かじみまい

意味

時機を逃してしまい、あとから手助けや対応をしても役に立たないことのたとえ。火事がすでに消え、被害も生じたあとで見舞いに来ても遅い、という意味からいう。

由来

「金時」は、平安時代の武将・源頼光の四天王の一人として伝わる坂田金時(幼名・金太郎)を指す。怪力で名高い金時に仮託し、火事が収まった後になってから見舞いに来るような、間に合わない行為をユーモラスに表したものとされる。正確な初出年や特定の逸話は未詳だが、江戸時代(18~19世紀ごろ)には上方いろはかるたの文句として知られていた。

備考

やや古風で、日常会話では「後の祭り」「手遅れ」のほうが一般的。ここでの「火事見舞い」は火事の被災者を慰問することであり、火事を見物する意味ではない。

別表記

  • 金時の火事見舞

誤用・混同注意

  • 「火事見舞い」を火事の見物と解するのは誤り。火事に遭った人を慰問することをいう。
  • 「金時」を金時豆・金時芋などの食べ物と解するのは誤りで、坂田金時(=金太郎)を指す。

例文

  • トラブルが解決した翌日に応援の連絡をもらっても、金時の火事見舞いになってしまう。
  • 締切を過ぎてから資料の不備を指摘しても、担当者にとっては金時の火事見舞いだ。
  • 避難が完了してから警報を出すのでは、まさに金時の火事見舞いである。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字