金持ちより子持ち
読み方:かねもち より こもち
意味
財産が豊かであることよりも、子どもに恵まれ、その成長を見守ることのほうが大きな幸福であり、かけがえのない財産だということ。子を持つ親の喜びや、子どもを家の宝とみなす考えを表す。
由来
正確な初出は未詳である。江戸時代に広まった民間のことわざとされ、近世に成立した尾張地方のいろはかるたでは「か」の札として採用された。子を家の宝・将来の担い手として重んじた、当時の家族観や価値観を背景とする表現である。
備考
子どもを持つことを幸福の中心とみなす古い価値観を含む表現。現代では、子どもの有無や家族の形を一律に評価するように聞こえないよう、使う場面に配慮する。
別表記
- 金持より子持
例文
- 祖父は、どれほど財産があっても孫の笑顔には代えられないと、「金持ちより子持ち」だと言っていた。
- 家計は決して楽ではないが、にぎやかな食卓を囲むたびに、金持ちより子持ちという言葉を思い出す。
- 彼女は子どもたちの成長を何よりの誇りにしており、まさに金持ちより子持ちという考え方だ。
分類
類義語
- 子は宝
- 子に過ぎたる宝なし