金があれば笛太鼓
読み方:かね が あれば ふえたいこ
意味
金があれば、笛や太鼓を鳴らして遊ぶような楽しみも得られ、世の中の多くのことを思いどおりに進めやすいという意味。金銭の力の大きさをいう言葉で、金があれば何をしてもよい、または幸福が必ず買えるという意味ではない。
由来
成立した正確な時期や初出の文献は未詳である。金銭があれば宴席の音楽や遊興を楽しめる、という庶民的な実感から生まれたことわざと考えられる。上方(京都・大阪)系のいろはかるたでは「か」の札として採用され、近世以降に広く知られるようになった。
備考
金銭万能の風潮を批判的・皮肉に述べる場合にも使う。「笛太鼓」は笛と太鼓によるにぎやかな音楽・遊興を表す。金は「きん」ではなく「かね」と読む。
別表記
- 金が有れば笛太鼓
誤用・混同注意
- 「笛太鼓」を「ふえだいこ」と読むのは誤りで、標準的な読みは「ふえたいこ」。
- 「お金があれば必ず幸せになれる」という意味に限定するのは不正確。金銭によって物事や遊興が可能になりやすいことをいう。
例文
- 新しい設備も人材も、金があれば笛太鼓というわけにはいかず、長期的な計画が必要だ。
- 彼は金があれば笛太鼓とばかりに高価な品を買い集めている。
- 「金があれば笛太鼓」という面はあるが、信頼まで金で得られるわけではない。