野良倉の昼寝
読み方:のらぐら の ひるね
意味
田畑に設けた野良倉(農具を置いたり休憩したりする小屋)で、農作業の合間に昼寝をすること。そこから、仕事の合間に取るのどかで気ままな休息、またはのんびりした様子をいう。
由来
「野良倉」は、田畑の近くに造られた農具置き場・休憩所をいう。この句は、農作業の合間にそこで昼寝をする農民の姿を表したものとされる。江戸時代に成立・流行した上方いろはかるたの「の」の札として知られるが、句そのものの正確な初出年は未詳である。
備考
現代の日常会話ではあまり頻繁には用いられず、上方いろはかるたに関する文脈で見聞きすることが多い。「野良倉」を、単なる怠惰を表す「のらくら」と同一視しないよう注意する。
別表記
- のらぐらの昼寝
誤用・混同注意
- 「野良倉」を、怠けてぶらぶらするという意味の「のらくら」と取り違え、このことわざ全体を単に怠け者を非難する語だと解するのは不正確。野良倉は田畑にある農具置き場・休憩用の小屋を指す。
例文
- 朝から畑を耕した祖父は、野良倉の昼寝とばかりに農具小屋でしばらく横になった。
- 縁側でうたた寝をする父の姿には、野良倉の昼寝を思わせるのどかさがあった。
- 収穫を終えた午後は、野良倉の昼寝のような静かな休息の時間になった。
分類
類義語
- 骨休め
- 一休み
- のんびりした休息
対義語
- 東奔西走
- 休む間もない