酒中に真あり
読み方
しゅちゅう に しん あり
意味
酒を飲んで気分がほぐれると、ふだんは隠している本心や真実が言葉・態度に表れやすい、という意味。酒席での発言には、その人の偽りのない気持ちが現れることがある、という見方を示す。ただし、酔った言動が常に真実であるとは限らない。
由来
ラテン語のことわざ「In vino veritas(イン・ウィノー・ウェーリタース/酒の中に真実あり)」に由来する。古代ギリシアの詩人アルカイオス(紀元前6世紀頃)の思想との関係が指摘され、古代ローマの博物学者プリニウス(1世紀)の『博物誌』にも相当する表現が見られる。日本語の「酒中に真あり」がいつ定着したかは明確ではない。
分類・由来
備考
「酒中」は「しゅちゅう」と読む漢語的な表現。酒席で本音が出るという含みで用いるが、酔った発言を無条件に事実とみなす意味ではない。ラテン語形「イン・ウィノ・ヴェリタス」も使われる。
例文
- 会議では何も言わなかった彼が、懇親会で不満を打ち明けた。まさに酒中に真ありだ。
- 冗談として聞き流すことも必要だが、酒中に真ありともいうので、彼女の言葉が少し気になった。
- 「本当に転職したいの?」と尋ねると、友人は杯を傾けながら本音を話し始めた。酒中に真あり、という場面だった。
類義語
- 酒は本心を顕す
- 酒は本音を語る
- 酔えば本音が出る
- イン・ウィノ・ヴェリタス