貧乏人の節句働き
読み方:びんぼうにん の せっくばたらき
意味
生活に余裕のない人は、世間が節句などの祝い日で休んでいるときにも、日々の収入を得るために働かなければならない、というたとえ。貧乏であるために休暇を楽しむゆとりがないことをいう。
由来
成立時期や最初の出典は明確ではない。五節句など、一般に祝い休む日とされた「節句」にも働かねばならないほど生活が苦しい状況を表した日本の俗諺である。江戸時代に広まった上方いろはかるたの「ひ」の札としても知られる。
備考
「貧乏人」という語には、現代では相手を見下すように響く場合がある。自嘲的に使うことはあるが、他人の生活状況を指して使う際には配慮が必要。
別表記
- 貧乏人の節供働き
- 貧乏人の節句ばたらき
誤用・混同注意
- 「節句働き」を『節句の日だけ働くこと』と解するのは誤り。祝い日・休むべき日にも、生活のために働かざるを得ないことをいう。
例文
- 父は生活のため、端午の節句にも店を開けていた。「貧乏人の節句働き」だったのだ。
- 皆が祝日を楽しんでいる間も、彼は貧乏人の節句働きで配送の仕事に出た。
- 「連休なのに休めないのか」「まあ、貧乏人の節句働きさ」と彼は苦笑した。