貝は口から身を焼く
読み方:かい は くち から み を やく
意味
貝が殻の口を開くと捕らえられ、焼かれてしまうように、人も余計なことや不用意なことを口にすると、その発言が原因で自分の身を滅ぼしたり、災難を招いたりするという戒め。発言には慎重であるべきだという意味。
由来
貝が殻の開いた部分(口)から捕らえられ、火で焼かれて食べられる姿を、人が口にした言葉によって災いを招くことにたとえた表現である。作者や正確な成立年は不詳だが、江戸時代に成立・普及した江戸いろはかるたの「か」の札として定着した。
備考
「口」は人の発話だけでなく、貝殻の開いた部分も表す。沈黙そのものを勧めるというより、軽率な発言や秘密の漏えいを戒める際に用いる。
例文
- 取引先の悪口を軽い気持ちで言ったら本人に伝わってしまった。まさに貝は口から身を焼くというものだ。
- 社内の秘密をうかつに話してはいけない。貝は口から身を焼くと言うから、発言には気をつけよう。
- 彼はSNSでの不用意な投稿が問題になり、信用を失った。貝は口から身を焼くとはこのことだ。
分類
類義語
対義語
- 口は福の門
- 口は幸いの元
対比・対照ことわざ
- 口は福の門