諸悪莫作、衆善奉行
読み方:しょあく まくさ、しゅぜん ぶぎょう
意味
あらゆる悪を行わず、多くの善を積極的に実践しなさい、という仏教の教え。単に悪事を避けるだけでなく、他者や社会のためになる善い行いを進んで行うことの大切さを説く。
由来
仏教聖典『ダンマパダ(法句経)』第183偈に由来する「七仏通戒偈」の一節である。原典は紀元前3~1世紀ごろまでに成立したとされ、中国では3世紀ごろに漢訳された『法句経』などを通じて伝わった。「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教」と続く。
備考
仏教由来の漢文調の格言で、日常会話よりも説法・文章・理念の表現で用いられる。「奉行」は役職名ではなく「つつしんで行う」の意で、「ぶぎょう」と読む。
例文
- 寺の掲示には「諸悪莫作、衆善奉行」とあり、悪を避けて善を行うよう説かれていた。
- 企業の倫理方針も、諸悪莫作、衆善奉行の精神に従い、不正をしないだけでなく社会貢献に努めるべきだ。
- 彼は諸悪莫作、衆善奉行を信条として、困っている人を見過ごさずに支援している。
分類
類義語
- 勧善懲悪
- 悪をなさず善を行う
- 七仏通戒偈