言葉多ければ品少なし
読み方
ことば おおければ しな すくなし意味
言葉数があまりに多い人は、軽率な発言や余計な言い回しが増え、品格・人格が低く見えやすいという戒め。必要以上にしゃべるより、場に応じて言葉を慎むことが大切だという意味である。単に会話好きな人を否定する表現ではない。由来
古くから伝わる日本の教訓的なことわざで、正確な成立時期や特定の典拠は明らかではない。「品」は身分ではなく、人としての品格・人柄を指す。「言葉多ければ品少なし」のほか、「多言は品少なし」ともいう。備考
「品少なし」は、財産や商品の量が少ないという意味ではなく、「品格に乏しい」の意。現在では日常会話より、戒めや文章表現で用いられることが多い。例文
- 会議で根拠のない話を長々と続ける彼を見て、部長は「言葉多ければ品少なしというから、要点を話しなさい」と注意した。
- SNSでは感情のままに投稿せず、言葉多ければ品少なしを心に留めて、発言を一度見直すようにしている。
- 祖母は、人の秘密をあちこちで話す私に、「言葉多ければ品少なしだよ」とたしなめた。
類義語
- 多言は品少なし
- 口は禍の門
- 雉も鳴かずば撃たれまい
- 能ある鷹は爪を隠す
対義語
- 沈黙は金
- 口数少なければ品多し