見ると聞くとは大違い
読み方:みると きくとは おおちがい
意味
人から聞いて想像していたことと、実際に自分の目で見たり体験したりしたこととは、非常に違うという意味。聞いた評判と現実の印象の差をいう。実際のほうがよい場合にも悪い場合にも使え、単に「大きな隔たりがある」ことを表す。
由来
初出資料や作者は明確ではない。江戸時代後期(18世紀後半〜19世紀)には、上方で作られた上方いろはかるたの「み」の札として知られ、口伝でも広まったとされる。伝聞による印象と実見・実体験との隔たりを端的に表した、日本で定着したことわざである。
備考
「聞くと見るとは大違い」ともいう。実物が評判よりよいか悪いかは限定せず、聞いた内容と実際との大きな差を表す。上方いろはかるたの「み」の札としても知られる。
別表記
- 聞くと見るとは大違い
誤用・混同注意
- 「実物は評判より必ず悪い」という意味に限定するのは誤り。実際が期待以上によい場合にも、聞いた印象との大きな差を表して使える。
例文
- 評判を聞いて期待していた店を訪ねたら、見ると聞くとは大違いで、料理は想像以上に繊細だった。
- その古城は写真で見るよりも実物のほうがはるかに壮大で、見ると聞くとは大違いだった。
- 被災地の状況は報道で知っていたが、現地に立つと見ると聞くとは大違いで、復旧の困難さを実感した。