蝉は七日の寿命
読み方:せみ は なのか の じゅみょう
意味
蝉の成虫の命は非常に短いと考えられていたことから、命や物事の盛りがきわめて短く、はかないことのたとえ。転じて、短期間で終わる名声・繁栄・機会などについてもいう。
由来
成虫になった蝉は短命であるという古くからの俗信に基づく表現である。「七日」は実際の日数を厳密に示すものではなく、命の短さを強調した数とされる。いつ頃この形で定着したかは明確ではない。なお、実際の蝉は種類にもよるが、成虫でも数週間ほど生きることが多く、幼虫期は土中で数年を過ごす。
備考
現代では、蝉が実際に七日しか生きないという説は正確ではない。生物学上の事実というより、「短くはかない」という比喩として用いる。
別表記
- 蝉は七日の命
- 蝉の命は七日
- 蝉の寿命は七日
誤用・混同注意
- 蝉が成虫になってから必ず七日で死ぬという生物学的事実だと受け取るのは誤り。実際の成虫の寿命は種類や環境によるが、一般に数週間程度とされる。
例文
- 一夜にして得た人気も長くは続かず、まさに蝉は七日の寿命だった。
- この流行は蝉は七日の寿命にならないよう、品質を高め続ける必要がある。
- 華やかな舞台に立てる期間は短い。蝉は七日の寿命という気持ちで、毎回の公演を大切にした。
類義語
- 蜉蝣の命
- 朝露の命
- 露の命
- 人の命は朝露のごとし
対義語
- 鶴は千年、亀は万年
- 万年長寿
対比・対照ことわざ
- 鶴は千年、亀は万年