荒馬の轡は前から
読み方:あらうまの くつわは まえから
意味
気性が荒く扱いにくい馬に轡を着けるには、後ろから恐る恐る近づくのではなく、前方から正面きって扱うのがよいということ。転じて、手ごわい相手や困難な問題から逃げず、正面から堂々と取り組むべきだというたとえ。
由来
荒馬に轡(馬の口にかませて操るための馬具)を着ける際の、馬の扱いに関する経験則をたとえにした日本のことわざとされる。荒い馬には背後から近づくより、前方からその動きを見ながら対処するという考え方に基づく。成立時期や最初の出典は明確ではない。
備考
「轡」は馬を操るために口へかませる馬具。現在は実際の馬の扱いを指すより、難しい相手・問題への向き合い方を述べる比喩として用いられる。
例文
- 困難なクレームほど、荒馬の轡は前からという気持ちで、責任者が直接説明に当たった。
- 反対意見を避けていては計画は進まない。荒馬の轡は前からで、まず相手と正面から話し合おう。
- 彼女は不具合の原因を隠さず公表し、荒馬の轡は前からとばかりに改善策を示した。
分類
類義語
- 当たって砕けろ
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 正面突破
- 困難に正面から立ち向かう