検索

苦言は薬なり、甘言は疾なり

読み方:くげん は くすり なり、かんげん は やまい なり

意味

人にとって耳の痛い忠告や批判は、苦い薬のように聞きづらくても、欠点を改めたり成長したりするために役立つ。一方、気分をよくさせるだけのお世辞やへつらいは、病気のように人を害し、誤りを正す機会を失わせるという意味。

由来

中国・前漢時代の司馬遷による『史記』「商君列伝」に見える「苦言薬也、甘言疾也」に基づく。作中では商鞅が「語にこれ有り」として引用しており、耳に痛い忠告は薬となり、心地よいだけの言葉は病となるという古い成句として示されている。

備考

「疾」はここでは病気・害の意。目上の人への批判を正当化する言葉ではなく、相手を思い改善を促す誠実な忠告の価値をいう。現代では「甘言」はお世辞や耳当たりのよい言葉を指す。

例文

  • 部長の厳しい指摘には落ち込んだが、苦言は薬なり、甘言は疾なりという。内容を受け止めて改善しよう。
  • 周囲がお世辞ばかり言う中で、彼だけは問題点を率直に伝えてくれた。まさに苦言は薬なり、甘言は疾なりということだ。
  • 子どもをただ褒めるだけでなく、必要なときには注意することも大切だ。苦言は薬なり、甘言は疾なりという教えなのである。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字