臍が茶を沸かす
読み方:へそ が ちゃを わかす
意味
人の言動や話があまりにもばかばかしく、滑稽で、思わず笑ってしまうことをいう。単に楽しくて笑うというより、相手の見当違いな発言などを「笑うに笑えないほどおかしい」とあきれたり、嘲笑したりする場合に用いる。
由来
「笑いすぎて腹(へそ)が動き、茶を沸かせるほどである」という誇張した表現から生まれたと考えられる。正確な成立事情は不明だが、江戸後期の随筆『嬉遊笑覧』(文政13年・1830年ごろ成立)に「臍が茶をわかす」の用例が見られる。
備考
現代では「臍で茶を沸かす」の形も広く使われる。相手の言動をばかにする強い響きがあるため、目上の人や改まった場面での使用には注意が必要。
別表記
- 臍で茶を沸かす
- へそが茶を沸かす
- へそで茶を沸かす
誤用・混同注意
- 単に「大笑いする」という意味ではない。ばかばかしさや見当違いを、あきれつつ笑う・嘲笑する意味が中心である。
- 「臍を茶で沸かす」とするのは誤り。一般には「臍が茶を沸かす」または「臍で茶を沸かす」という。
例文
- 経験もないのに一日で会社を立て直せると言うとは、臍が茶を沸かす。
- 「自分は一度も約束を破ったことがない」と彼が言い出し、臍が茶を沸かすような話だと思った。
- 証拠も示さずに彼だけが正しいと主張するなんて、臍が茶を沸かすにもほどがある。
分類
類義語
- 臍で茶を沸かす
- お笑い草
- 噴飯もの
- 笑止千万
対義語
- 腹が立つ
- 怒り心頭に発する