素麺で首括る
読み方:そうめん で くび を くくる
意味
首が非常に細いことのたとえ。素麺ほど細いもので首をくくれそうだ、と大げさに表現した言い方である。主に、細く華奢な首を持つ人の様子を、やや滑稽味を込めていう。
由来
正確な初出や成立時期は不明である。尾張地方で用いられた「尾張いろはかるた」の「そ」の札として知られることわざで、江戸時代後期から近代にかけて伝えられた地域的な表現と考えられる。素麺の細さを、首の細さを表す誇張表現に用いたもの。
備考
尾張地方のいろはかるたに見られる地域色のある古い表現。現代では日常的にはあまり用いない。「首をくくる」は自死を連想させる語でもあるため、使用する場面や相手には配慮が必要。
別表記
- 素麺で首をくくる
- 素麺で首を括る
- そうめんで首をくくる
- 素麺で首を縊る
誤用・混同注意
- 「貧困のため縄が買えず素麺で首をくくる」という意味や、実際に首をつる方法をいう表現と解するのは誤り。伝統的には首が非常に細いことを誇張していう。
- 「細い物で首をくくるから不可能なこと」という意味にするのは誤り。
例文
- 祖父は、子どものころの弟は「素麺で首括る」と言われるほど首が細かった、と話していた。
- 肩の出る衣装を着ると、彼女の首は素麺で首括るというほど華奢に見える。
- この尾張いろはかるたの「そ」は「素麺で首括る」で、首の細さを表している。
分類
類義語
- 首が細い
- 糸のように細い首
対義語
- 首が太い