竿竹で星を打つ
読み方:さおだけ で ほし を うつ
意味
自分の力・立場・手段では到底届かないことを望んだり、実現不可能なことを企てたりするたとえ。空の星を竿竹で打とうとしても届かないことから、身の程を考えない高望みや無謀な計画を批判的にいう。
由来
成立した正確な年や作者、初出は未詳である。近世、特に江戸時代に流布した上方いろはかるたの「さ」の札として知られる。地上から竿竹を伸ばしても空の星には届かず、打つことなど不可能であるという情景から、及びもつかないことを求める意味になった。
備考
古風な表現で、現代の日常会話では多用されない。上方いろはかるたの「さ」として知られ、前向きな挑戦ではなく、条件を無視した無謀な企てをたしなめる際に用いる。
誤用・混同注意
- 高い目標へ前向きに挑戦するという意味に解するのは誤り。単なる大志ではなく、実現の見込みがない高望み・無謀な企てをいう。
例文
- 資金も経験もないのに海外市場を一気に独占しようとは、竿竹で星を打つような話だ。
- 今の人員だけで来月までに全事業を完成させる計画は、竿竹で星を打つに等しい。
- 大きな夢を持つのはよいが、具体策もなく成功だけを望むのは竿竹で星を打つようなものだ。
分類
類義語
- 高望み
- 身の程知らず
- 蟷螂の斧
対義語
- 身の程を知る
- 足るを知る
- 分をわきまえる
対比・対照ことわざ
- 身の程を知る
- 足るを知る