礼も過ぎれば無礼となる
読み方:れいも すぎれば ぶれいと なる
意味
礼儀や遠慮も、度を越して繰り返したり、相手の事情を考えずに行ったりすれば、かえって相手を困らせ、不快にさせる失礼な行為になるという意味。礼は気持ちと程度をわきまえて行うべきだという戒め。
由来
江戸時代に成立・普及した江戸いろはかるたの「れ」の札として広く知られることわざである。成立の正確な年は不明だが、江戸いろはかるたは江戸前期から中期、17世紀末~18世紀初めごろに整ったとされる。過度な儀礼や遠慮への戒めとして用いられてきた。
備考
「礼」はあいさつ・敬意・遠慮などを指す。礼儀そのものを否定する言葉ではなく、相手や場面に応じない過剰な礼節を戒める表現である。
別表記
- 礼も過ぐれば無礼となる
- 礼も過ぎれば無礼になる
- 礼も過ぐれば無礼になる
補足
- 礼儀や謝意を示すこと自体が無礼だという意味ではない。相手の負担や状況を顧みないほど過度な礼節が、かえって失礼になるという意味である。
例文
- 訪問先で何度も帰りを辞退すると、かえって先方を困らせる。礼も過ぎれば無礼となる、ということだ。
- 謝罪の連絡を何度も繰り返すのは誠意の表れとは限らない。礼も過ぎれば無礼となる場合がある。
- 客を気遣うつもりで必要以上に引き留めるのはよくない。礼も過ぎれば無礼となる。
分類
類義語
- 過ぎたるは及ばざるが如し
- 大礼は簡にあり
対比・対照ことわざ
- 過ぎたるは及ばざるが如し
- 親しき仲にも礼儀あり