直木は先ず伐らる
読み方:ちょくぼく は まず きらる
意味
まっすぐで材木として役に立つ木ほど先に伐採されることから、才能があり有能な人、正直で目立つ人ほど、他人に利用されたり、ねたまれたりして、早く損害や圧迫を受けやすいというたとえ。能力や長所が、かえって負担や災いを招く場合をいう。
由来
中国戦国時代の思想書『荘子』「山木」にある「直木先伐、甘井先竭(ちょくぼくまずきられ、かんせいまずつく)」に基づく。「まっすぐな木は先に伐られ、おいしい水の井戸は先に涸れる」という意味で、日本では前半の句がことわざとして定着した。
備考
「直木」は人名ではなく、まっすぐに育った木のこと。「伐らる」は文語の受身表現で、「伐られる」の意。能力のある人を酷使・排除する状況への戒めとして使われる。
例文
- 彼は仕事が速く断れない性格なので、直木は先ず伐らるというように、難しい案件ばかり任されている。
- 優秀な若手一人に負担を集中させては、直木は先ず伐らるになってしまう。
- 正直に問題を指摘した社員だけが責任を負うのは、まさに直木は先ず伐らるだ。