益者三友、損者三友
読み方:えきしゃ さんゆう、 そんしゃ さんゆう
意味
自分に利益をもたらす友人にも、害をもたらす友人にも、それぞれ三種類があるという教え。正直な人、誠実な人、知識・見聞の広い人は益友である。一方、へつらう人、必要以上に愛想よく迎合する人、口先だけ達者で不誠実な人は損友である。交友相手を慎重に選ぶべきだという意味。
由来
中国の儒教経典『論語』の「季氏」篇にある孔子の言葉。「益者三友、損者三友。友直、友諒、友多聞、益矣。友便辟、友善柔、友便佞、損矣」と続く。『論語』は孔子(紀元前551~前479年)と弟子たちの言行を、弟子・後学が紀元前5~3世紀頃に編纂したものとされる。日本には漢籍の教養として伝わり、交友の戒めとして定着した。
備考
「益者」は自分を益する友、「損者」は自分を害する友の意。「三友」は単に三人の友人ではなく、三種類の友人を指す。相手を一方的に断罪するためではなく、交友が人格や行動に与える影響を省みる教えとして用いる。
例文
- 「益者三友、損者三友」という教えを心に留め、相手の肩書きだけでなく、その人の言動を見て付き合うようにしている。
- 子どもには、益者三友、損者三友の意味を説明し、互いに高め合える友人を大切にするよう伝えた。
- 耳当たりのよいことばかり言って迎合する人には注意が必要だ。益者三友、損者三友というように、友人は慎重に選びたい。
分類
類義語
- 悪友は身の仇
- 朱に交われば赤くなる