玉に瑕
読み方
たま に きず
意味
非常に優れていて価値のあるものや、ほとんど完全に見えるものにある、わずかな欠点のこと。「全体としては立派だが、この点だけが惜しい」という意味で用いる。
由来
中国・前漢の思想書『淮南子(えなんじ)』の「説林訓」に見られる「美玉に瑕あり」に由来するとされる。「瑕」は宝玉についた傷・欠点を意味する。『淮南子』は紀元前139年ごろに編まれたとされ、日本では「優れたものにある小さな欠点」のたとえとして定着した。
分類・由来
備考
「瑕」は通常「きず」と読む。主に、全体を高く評価したうえで、惜しい小さな欠点を指摘する際に用いる。単なる大きな欠陥には使わない。
例文
- このスマートフォンは性能もデザインも優秀だが、電池の持ちだけが玉に瑕だ。
- 彼女の発表は内容も話し方も見事だったが、資料の誤字が玉に瑕だった。
- 日当たりも間取りも申し分ないが、駅から遠いことがこの物件の玉に瑕である。
類義語
- 白璧の微瑕
- 美中の不足
- 帯に短し襷に長し
対義語
- 非の打ち所がない
- 完璧
- 十全